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モロッコでよく見るのはヒトコブラクダ。でもヒトコブラクダもお母さんラクダのお腹の中にいる早い時期には、こぶを2つ持っているらしい。育つうちに1つになるんだって。
私は小さい時鳥取砂丘にいるらくだが怖くて怖くて泣きわめいていた。でも今は、あのぱっちりおめ目や、もぐもぐ食べて、じゃぶじゃぶ水を飲むらくだちゃんが大好き。そのぱっちりおめ目のふさふさまつ毛は、目に砂が入るのを防ぐ為。さすがに砂嵐の砂はまつ毛だけでは防げないから目を閉じる。らくだの凄いところは、目を閉じても歩き続けることができること。まぶたが薄く出来ていて、目を閉じてもまわりの様子を見ることができるのだ。そしてあのでかい鼻の穴も、砂が入るのを防ぐ為に閉じることができる。耳の中にも毛があって、砂が入るのを防いでいるらしい。
歩きながらでもちょっとイバラや草が生えていたらもぐもぐと食べ、目的地に到着したら、そこでゆっくりと食べた物を吐いて、またもぐもぐと食べる。じゃぶじゃぶとすごい勢いで水を飲む姿を見かけるが、一度に100リットルの水をのむことができるそうだ。あのすらりとした長い足は、熱い地面から体を離し、体の回りの空気は地面付近よりも10度は涼しいといわれている。200キロ〜260キロもの荷物を運ぶことができ、1日平均50キロ、時には100キロ〜150キロも歩くことができるとのこと。
砂漠 = らくだ とすぐに結びつくだけあって、とっても砂漠に適していて、働いてもくれる。そして雌らくだからは乳がとれる。らくだの乳を私はまだ飲んだ事が無いが、「石鹸水のように泡立つ。淡白な味だから、水代わりに大量に飲むこともできる。(アラビア遊牧民 本多勝一 より)」らしい。モロッコでは砂漠の近くの町でらくだの肉を食べることができる。こんなに役立つらくだを食べてしまうのはもったいない気がするけれど。
以前、日本では馬の肉を食べるという話しをモロッコ人にしたことがある。そしたら、あんなによく働くのに食べてしまったら可哀相だ、と言われたが、こんなによく働くらくだを食べるのは可哀相じゃないのだろうか。でも今は重い荷物を何ヶ月もかけて運ぶような事はしていないのかな。観光客を背に乗せて、オアシスに行くだけなのかもしれない。
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