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イード・アル・フィトルとは

 これは断食明けのお祭りのこと。ラマダンが終わった次の日がこのお祭り。
だから、ラマダン中にこの準備が進められる。イードが近づくにつれて少しづつ掃除やお菓子作りをすることもあれば、前日いっきにやってしまうこともある。
ラマダンが明ける前は学校がお休みになって、皆で家の大掃除をする。ソファーのカバーもきれいな物に変えて、カーペットも洗濯して、食器棚の食器もきれいに洗って、まるで日本の大晦日みたい。当日食べるお菓子やケーキを、たくさん作ります。


初めて体験した時のイードの準備

 もうすぐラマダンが終わろうとしていた時、私は相変わらず下痢に悩まされていた。朝起きたら、妹が大掃除を始めていた。どうやら学校は休みらしい。ソファーやテーブルも動かして、床に水をまいている。お腹は痛いし、気分も悪いけど、1人で寝ている訳にもいかないから、ほうきで掃いたり、洗濯物をたたんだりしていたけど、やっぱり痛い!妹が見かねて寝ていなさい、と言ってくれた。ありがたや、ありがたや。お言葉に甘えて寝させてもらった。

 夕方下に下りたら、ソファーのカバーもきれいな物に変わっていたし、模様替えもしてあった。これを全て1人でやった妹は偉すぎる!しかも断食しているから飲まず食わずでやったのだ。モロッコでは学校が休みでも、中学生ぐらいの子供だったら家の手伝いをするから、日本みたいに朝寝坊して、友達と遊んで、なんてことは出来ない。ぐうたらしていた日本の日曜日がちょっと恋しくなる時がある。

 次の日、朝起きて台所に行ったら、お母さんも妹も友達も来て、お菓子つくりを始めていた。私もクッキーを並べたり、今日のラマダン明けのご飯を作ったりして手伝った。何だかいつも以上にハエが多い気がする。ご馳走があるのを知っているのか?

 どうやら今日でラマダンは終わりらしい。明日はみんなでお茶いっぱい飲んで、お菓子もいっぱい食べるんだよ、と嬉しそうに教えてくれた。早起きしないで済むと思うと、私もうれしくてたまらない。


いよいよ当日

 朝目覚めて、水を飲んだ。寝起きの水が飲めるなんて、幸せやなぁ。
居間に行くと、もう皆ご飯を食べていたり、食べ終わったりしている頃だった。男の人は早朝からモスクに行っていたらしい。今日はモスクや広場で皆でお祈りをするとのこと。テーブルにはチョコレートケーキやクッキーが並んでいる。朝ごはんを普通に食べれるのって、恵まれてることなんだな、と断食の後では何にでも感動してしまう。断食をしなければこういった有難さにも気づかなかったから、やっぱりラマダンはいい事やね。
皆はお客様用のお茶やお菓子の準備、掃除を始めている。掃除の後にお香をたいていたから、家の中にいい香りが漂っている。朝食の後片付けをして、皆でお昼のタジンやサラダ作りをした。

 男の人は白いジュラバを着て、皆出かけて行った。お母さんや妹も時々出かけては帰って来る。家のドアは開けっぱなしで、近所の人、従兄弟たちが来て、挨拶しては帰って行く。

「マブルゥク ラ・イード(おめでとう!ラ・イード)」「アラァ イバルク フィーク(マブルゥク ラ・イードに対する応え)」。外に出たら、皆がこの挨拶を交わしている。新しい服を着せてもらった子供たち、白いジュラバの男性、結婚式の時に着るようなドレスを着ている女性。皆とっても嬉しそう。日本のお正月みたい。外では時々爆竹を鳴らしている。テレビをつければ、王様が馬車に乗ってパレードしながらモスクに向かい、お祈りをしていた。お昼ご飯はみんな揃ってチキンの丸焼きにフライドポテトを乗せたもの、サラダ、フルーツを食べた。昼食後もお客さんが来たり訪ねたりして、お茶を飲み、お菓子を食べて過ごす。

 ラマダンの翌月をシャウワールと言う。イード・アル・フィトルの日は断食をしてはいけないけれど、シャウワール月に6日間断食をすると、1年間断食をしたのと同じ徳を得ることが出来ると言われている。と言う事で、家でもまたラマダンに逆戻りした。皆都合のいい日に入れ替わり立ち代り断食をする。今日は洗濯をするから断食しない、ハマムに行くから断食しない、と言うように、自分の都合に合わせて断食をする。
シャウワールの初めの金曜日、女性陣は断食をしなかった。皆クスクスが大好きなのだ。そんな中男性2人は断食をしていた。偉い!


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