★★★sahara★★★
本の紹介
シーソーから落ちる少年
>...モロッコ、アラビア、イスラム
>...癒し、精神世界
>...旅行、日本人の海外生活
>...その他、ノンフィクション、エッセイ
砂漠の女ディリー
著 Waris Dirie
草思社

 ソマリアの砂漠に住んでいた少女ディリーは、駱駝5頭と引き換えに老人との結婚を決められた。13歳のある日、父の手を逃れ砂漠の中に走り出た。少女の時に、大人の女になる為に受けた割礼。今もその傷をかかえつつも、結婚、出産し、スーパーモデルとしての成功をおさめた彼女の、真実の半生が語られている。初めて飛行機に乗った時、「洗浄」と英語で書かれたそのぼたんを押すと、飛行機が爆発するかもしれないと思った彼女がとったちょっとかわいい行動や、モロッコで駱駝レースに飛び入り参加した話も出てくる。
ファウジーヤの叫び〈上〉
ファウジーヤの叫び〈下〉
著 Fauziya Kassindja
ソニー・マガジンズ

 アフリカのトーゴ共和国で、愛する父によって守られていた幸せなファウジーヤの生活は、父の死によって一変した。好きでもない人の4番目の妻になる為、“カキア”と呼ばれる部族の習慣を受けなければならなくなった彼女は、家を追い出された母や、結婚した姉の協力を得て、たった一人でドイツへ逃亡。その後亡命を望んでアメリカへ渡るが、彼女は拘禁され、囚人なみの扱いをうける。家族を想い、アッラーを信じ、収容所の仲間や、弁護士たちに支えられ、自由を求め、そして手に入れるまでの彼女の闘いが綴られている。
普及版 リトル・トリー
著 Forrest Carter
めるくまーる

 5歳の時に両親を亡くしたリトル・トリーは、チェロキー(インディアン)の祖父母と暮らすことになる。自然の掟を体験しながら学ぶリトル・トリーと一緒に、私も大事なことを学んだ気がする。

東京ダッカ―ジャパニーズ・ドリーム物語
著 相川 俊英
社会評論社

 バングラディッシュ人のジョニーが、人類史上初めて原爆が落とされた広島・長崎を、日本にいる間に自分の目で見ておきたい、という思いから、友達と元日に広島に行った話や、イラン人のハッサンと、フランス人のベアトリスとの恋物語。ジョニーが不法就労者として日本で働き、逮捕され強制送還されてから、日本でお世話になった会社の社長がもう一度ジョニーを雇用したいという思いから、著者である相川さんと共にバングラディッシュにジョニーを訪ねる。

母と子のナチ強制収容所―回想ラーフェンスブリュック
著 Charlotte Muller
青木書店

 収容所の記録等に関する本は沢山ある。そういった本を読む度に、収容所の中で助け合い、拷問に耐えた人たちにいつも驚く。私には無い強さに。女性や子どもたちが集められた収容所で、身重の女性や生まれてきた子どもに対するナチスの行動。もしこの時代に私がいたら、私はどちらの人間になっていたのかと考えてしまう。私も人として強くなりたい。ラーフェンズ収容所で修理班として働いたシャルロッテさんが解放されるまでの日々を語ってくれる。

ワイルド・スワン〈上〉
ワイルド・スワン〈中〉
ワイルド・スワン〈下〉
著 ユン・チアン
講談社文庫

 祖母、母、そして著者の親子3代が体験した中国の歴史。

一度読み出したら止まりません。


イエローキャブ―「成田を飛び立った女たち」
イエローキャブ (2)
著 家田荘子
恒友出版

 どの国に行っても日本人が必ずいる。旅をしている人、生活をしている人。みんないい経験も悪い経験もしていて、色んな理由でそこにいるのだと思う。
高校生の時にこの本を読んで、こんな世界が、こんな日本人がいるんだと知って、ちょっとびっくりしながらも、自分の知らない世界にすごく興味を持った一冊。

イラスト日本まるごと事典―対訳
著 インターナショナル・インターンシップ・プログラムス
講談社

 日本語、英語、イラストを交えて能や狂言、将棋、色々な儀式について、教育、経済などの日本を紹介している本。
日本人が読んでも日本の文化についての勉強になるし、英語ではどういう表現になるのかもわかって面白い。

チベットわが祖国―ダライ・ラマ自叙伝
著 ダライ・ラマ
中公文庫

 昔からただ漠然と、ダライ・ラマに会ってみたいと思っていたけれど、どうして多くのチベット難民がネパールやインドにいて、ダライ・ラマ自身がインドにいるのかは知らなかった。
どのようにして、ダライ・ラマ13世に選ばれ、チベットで暮らしてきたのか。中国がチベットに何をし、チベット人に何をしてきたのかを知る事が出来る。

セブン・イヤーズ・イン・チベット―チベットの7年
著 Heinrich Harrer
角川文庫ソフィア

 第二次世界大戦中インドで捕虜になったハインリヒ・ハラーが、何度も失敗を重ねてやっと収容所から脱走し、チベットへ向かう。
寒さ、空腹に耐え、盗賊から逃げ、厳しい自然と闘いながら、やっとラサに辿りつく。
ダライ・ラマの個人教師も務めた彼が、中国が破壊する前の、美しいラサの様子、人々について綴っている。
赤ちゃんが来た
著 石坂 啓
朝日文庫

 妊娠して自分の体がどう変わるのか。赤ちゃんが出来て、自分の生活がどう変わるのか。考え方までも変化していく様子が、可愛いイラスト付きで語られている。
とにかく著者やリクオ(赤ちゃん)、周りの人間、猫の行動が面白い。
コドモ界の人
著 石坂 啓
朝日文庫

 「赤ちゃんが来た」の続編。
喋れるようになったリクオの言葉や行動は、一人で本を読んでいても笑ってしまう。レンタルショップでアダルトビデオを借りると言ったリクオ、インタフォンで一人でベラベラしゃべっているリクオ。色んなリクオと出会えます。

ゲバラ日記
著 チェ・ゲバラ
角川文庫

キューバ革命の後、ボリビア革命へと向かったアルゼンチン人のエルネスト・チェ・ゲバラ。1966年11月7日〜1967年10月7日(政府軍に銃殺される2日前)迄のゲリラ日記と、ゲバラがどの様に育ち、なぜ革命家になり、キューバ、ボリビアへと向かったのかが分かるゲバラ小伝、ゲリラ隊員51名の紹介が記されている。

野生のティッピ―動物と話す少女
著 シルヴィ・ロベール、アラン・ドゥグレ小学館

 ナミビアで生まれた最初のフランス人、ティッピ。ティッピのお兄ちゃんは象のアブー。ライオンのムファサや、カメレオンのレオン、ヒョウのJ&B、へびもカエルもみんなティッピの友達。写真と共にティッピと動物たちのふれあいがいっぱい詰まっている。
野生のエルザ
著 Joy Adamson
文春文庫

 ケニアで生まれて2,3日しか経っていないライオンの子供、エルザと3年間生活を供にし、その後野生に復帰させるまでの記録。
読み進めるうちに、エルザの表情や気持ちが伝わって来る。エルザシリーズに、「エルザの子供たち」等もあるので、是非読んでみたいな。

カメラを武器に激動の世界を駆ける
著 長倉 洋海
講談社文庫

“ベイルート大虐殺”、“英雄マスードとの百日間”など、人々とふれ合い、世界の現実を撮り続けた写真とレポート。エルサルバドルで政府軍のチェックに合った時、1人の兵士が彼を助けてくれた。“急に親しみが湧くが、昨日までゲリラと生活してきてすぐ相対する政府軍の兵士にも同じような親しみをいだくのは、とても複雑な気持ちだ。しかし、どちらも親切で優しい人々なのだ。その彼らがお互い戦わされている。そして、血を流し続ける・・・。”難民キャンプ、スラム、虐殺の様子など。

アフガニスタンの悲劇―現地潜入した日本人ジャーナリストの涙の真実
著 佐藤 和孝
角川書店

 私はパンジシェールのライオン、マスードのことを、右上で紹介した“カメラを武器に激動の世界を駆ける”を読んで初めて知った。
アフガニスタンを外国の侵略から守るために戦い続け、ニューヨークテロの2日前に自爆テロによって死んでしまったマスードの葬儀にも参加した著者が、マスードについて、そしてタリバンがどのようにして出来上がっていったのかを分かり易く説明している。
人の砂漠
著 沢木 耕太郎
新潮文庫

いつも、この“砂漠”という文字に引かれて手にとっては、私が期待した砂漠と違っていたので戻していた。そして与那国で再びこの本に巡りあった。この本は8編の短編集になっていて、その中の“視えない共和国”で与那国島のことを書いているのだ。台湾に近いこの島で、闇貿易が栄えた当時のことを語るおばちゃん。昔の与那国島を知ることができる。
日本人に救われたユダヤ人の手記
著 ソリー・ガノール
講談社

日本政府がユダヤ人に対してのビザ発行を拒否していた中、リトニア領事代理の杉原千畝氏は「人道的義務は政府のポリシーに優先する」と決断し、著者のソリーを含め多くのユダヤ人に対してビザを発給した。しかしソリーと家族は脱出できず、最終的に父親と共にゲットーで暮らす事になる。私達には想像することの出来ないゲットーでの出来事、そしてソリーや周囲の人々の強さに感動する。
サラーム・パックス―バグダッドからの日記
著 サラーム・パックス
ソニー・マガジンズ

 サラーム・パックス(意味は平和)というペンネームでイラクの現状をブログで発信し続けていた、29歳のイラク人青年。サダム時代の2002年9月から、アメリカがイラクへの“救済活動”を決行した後の2003年6月までの日記を掲載している。色々な報道を見聞するが、イラク人の生の声を聞くことができる、貴重な本(ブログ)だと思う。
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