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モロッコの美容とお洒落
手に描いたヘンナ模様
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 モロッコを含む北アフリカ、インド、パキスタンで使われているヘンナ。最近日本でもよく見かけるようになりました。美容室に行けばヘンナを使ったカラーリングがあるし、家で使えるように売っている商品もあるし、TATOOのように手や足に模様を描く物も売っているし、模様を描いてくれるお店もある。

 ヘンナは「ミソハギ科」の低木にあたる植物の名前で、ヘナと呼ばれることもあるし、インドでは「メヘンディ」と呼ばれている。このヘンナの葉を乾燥させて、粉状にしたものに水を加え、手や足に模様を描き、乾燥させてから洗い流すと、オレンジ色の模様が残る。これは1〜2週間程で消えます。

モロッコでは結婚式やお祭りの時や、普段のお洒落として使われたり、手荒れや足の裏のガサガサに効くと言われているので、手の平、足の裏にべったりと塗っている人もいます。
その他、体を洗う時に使ったり、髪の毛のトリートメントとしても使われています。ヘンナは体温を奪う作用があるので、ヘンナをするとその部分がスースーしてきます。

 以下は「世界のお守り大全(東洋書林)」によるものです。
ヘンナの染料はローソニアと呼ばれるちいさな潅木の葉を粉にしたもの。
花嫁が女友達に囲まれてこの模様をほどこされる夜は「ヘンナの夜」と呼ばれているが、1880年代から使われ始めたイギリスの言葉「ヘン・ナイト(女だけの夜)」が由来している。
結婚の儀式のような幸せは至福にみちた2人に邪霊を引き寄せるので、彼らには守護の魔力を余分に与えておかねばならないという古代の迷信が生きている。複雑な守護の印で身体をおおうことは邪眼を撃退する最も良い方法に思われる。
ヘンナは「大地の汚れ」から見につける者を清める一種の「徳力」であり、悪魔やその手先からの攻撃を退せられると言われている。


チューブに入ったヘンナ。 日本の雑貨屋で買ったヘンナ。歯磨き粉の様にチューブに入っている。
これを細い棒に付けて模様を描いたり、ヘンナ用のシールを貼って、そこに塗ってシールを剥がせば模様の部分だけヘンナが残るようになっている。
注射器の様な入れ物 モロッコではこの注射器の様なものにヘンナを入れて模様を描いている。
これ以外にも、ビニール袋に入れて角の部分に小さな穴を開け、生クリームを絞るような感じで描くやり方もある。その場合は、分厚めのビニールを使うか、普通のビニールの角の部分にテープを巻いて、破れないように気をつける。


ヘンナの作り方
粉末のヘンナに少量の水を加えてよく混ぜ、色が良く出るように沸騰させたお茶も加えてとろみを出す。それをパンストの中に入れてこし出す。
キメの細かな軟らかいクリーム状のような感じになる。
ヘンナをパンストでこしている様子
クリーム状のヘンナを専用の注射器かビニール袋に入れて、手から少し浮かせて、模様を描いていく。 模様を描いている様子
ヘンナが乾いたら、水100ccに角砂糖4個、刻んだニンニクを入れた物を脱脂綿に浸し、ヘンナの上にパッティングする。こうすると、模様が綺麗に残るらしい。
この時に使う液体は人によって違うようで、水に砂糖、レモン汁を加えた物を使うこともあるし、インドではレモンを半分に切って絞りながらヘンナの部分に付けて、その後に砂糖水を付けていた。
そのまま一晩置く場合は、物を触ってヘンナが落ちるのを防いだり、ベッドを汚さない為に、液体を満遍なく付けた後、上から脱脂綿やガーゼ等で手を包みます。
数時間で落とす場合はそのままでもok。
水に砂糖、にんにくを入れた物

 私の場合、家でやってもらう時は夕方か夜にヘンナをしてもらって、手は脱脂綿で包まれてしまうので、ご飯も食べさせてもらっていました。そしてそのまま寝ます。
翌朝乾いたヘンナをこすって落とすと、模様が肌にくっきりと残っています。
そして手を洗おうとすると、「ダメ、ヘンナが落ちる!!」と言われてしまいます。
ヘンナをしてもらった後は、なるべく水仕事を控えましょう。

 前日から一生懸命準備をして、ヘンナをして、ご飯も食べさせてもらって、翌朝からは掃除も洗い物もさせてもらえず、見せて、見せて、と人がやって来ては、「綺麗!!」と言って褒めてくれて、お姫様のような気分を味わえます。
でも、日本に帰って来ると、怪訝な顔で「何それ?」と言われ、消えかけてくると「怪我?」「病気?」等と言われてしまいました(笑)。

爪にヘンナをすると、その部分が伸びて無くなるまで色は落ちません。


手や足に描いたヘンナ

 観光客がよく描いてもらっているヘンナは、足の一部分にしてもらったり、模様が一目で分る様な大きめの模様が多いと思う(このページのトップの写真の様)。でも専門の人を家に呼んでやってもらう場合は、細かな模様を隙間を埋める様に万遍なく描いてくれる(下の足に描いた写真の様)。


ヘンナのトリートメント

 ヘンナにスプーン大2、3杯ぐらいのオリーブオイル、お湯を加えて泥状にして、くしを使って髪の毛にまんべん無くつけます。この時、顔や服に付かない用に気をつけましょう。ヘンナは赤く染める作用があるので、顔や服に色が付いてしまいます。髪の毛の色を赤くしたければしたいほど長時間放っておきます。トリートメントが目的の場合は、1時間ぐらいタオルを巻いて放っておいてから洗い流す。
オリーブオイル以外に、卵の黄身や蜂蜜を加える人もいます。


ヘンナで体を洗う

 モロッコでは結婚式の前に、嫁ぐ娘を連れて家族の女性達がハマムに向かう。そしてヘンナにビルディーというオリーブオイルからできたジェル状の石鹸とお湯を混ぜて、手で体に付けながら洗う。その後に垢すりをするのだと言う。
私も一度試した事があるが、ビルディーを混ぜているので体に色が移る事は無かった。そしてヘンナが体温を奪ってスースーして来た。洗い終わった後、特にいつもと違う感じはしなかったけれど、手あれにもいいと言われているから、きっとお肌にもいいのだと思う。


デザイン、使用法などヘンナについて書かれた
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※こちらで紹介している内容は主にモロッコで行われている事を紹介しています。
  効能を保障するものではありませんので、ご注意ください。
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